
うさぎさんは本能的に体調不良を隠してしまうため、症状が明らかになってきた際には病状がかなり進行している場合もあります。
特に食欲の低下や糞便量の低下は、摂食を継続しなければいけないうさぎさんにとっては致命的です。
些細なことでも構いませんので、普段の生活と少しでも違う行動がみられましたらすぐに病院にお越しください。
うさぎさんは本能的に体調不良を隠してしまうため、症状が明らかになってきた際には病状がかなり進行している場合もあります。
特に食欲の低下や糞便量の低下は、摂食を継続しなければいけないうさぎさんにとっては致命的です。
些細なことでも構いませんので、普段の生活と少しでも違う行動がみられましたらすぐに病院にお越しください。
草食動物であるうさぎさんは、基本的には高線維質の乾草とペレットが食事の主なメニューとなります。
人に十分慣れていないうさぎさんは、診察の際にパニックになってしまうことがあります。
(キャリーケースからの取り出し、診察台に上がった時)
パニック後に骨折などの外傷を起こさないよう、十分に注意し診察を行ってまいりますが、極端に臆病な子、人に慣れていない子は事前にスタッフにお伝えください。
また、13:00~16:00は予約診療も承りますので、そちらもご利用ください。
生まれつきの不正咬合、不適切な給餌(乾草をあまり食べない)などが原因です。
うさぎさんの歯は生涯伸び続けます。
歯の摩耗が少なくなるような、ペレットのみの食事やおやつの多給により咀嚼の回数が減少すると過度に伸びすぎた歯が、口腔内を傷つけます。
これにより、よだれが増える、歯ぎしり、食欲の低下がみられます。
また歯は口腔側だけでなく、歯根側に伸びる場合もあります。
歯根側が伸びる場合、涙の排出口である鼻涙管を圧迫し、涙が流出することで皮膚炎や脱毛を引き起こします。
子宮の疾患は未避妊の場合に非常に多く、症状としては血尿、陰部からの出血で来院される患者さんが大半です。
子宮疾患は主に子宮内膜炎、子宮蓄膿症、子宮腫瘍などがありますが、各疾患によって治療経過は異なります。
また乳腺の異常を併発している場合も多くあり、同時にチェックがひつようになります。
腫瘍で転移がある場合を除き、外科手術が基本の治療になります。
子宮疾患は避妊手術で予防できる病気です。
疾患を起こす前のほうが、麻酔のリスクも低いので早期に避妊手術を行いましょう。
斜頸の原因としては細菌感染による内耳炎、脳腫瘍、最も多いものが
エンセファリトゾーンという寄生虫による肉芽腫性脳脊髄炎によるものです。
うさぎさんは生理的に尿中のカルシウム濃度が高く、通常の状態でも尿中に結晶が確認できる場合があります。
他の動物を比較しても結石ができやすい体質といえます。
症状は血尿、尿回数の増加、尿量の低下、尿がでない。
わんちゃん、ねこちゃんでは結石の種類によっては、内科治療を行いますが、うさぎさんの場合内科治療に有効な食事や薬剤がないため、結石を取り除く外科治療になります。
治療後はカルシウムを抑えた食事、肥満の場合減量、十分な摂水を行い、再発を予防します。
女の子のうさぎさんに発生する腫瘍です。
悪性の比率が高く、転移や再発も多い腫瘍です。
早期の避妊手術により、発生のリスクを下げることができます。
腫瘍の大きさ、数や転移状況にもよりますが、外科手術が第一選択となります。
乳腺の切除と合わせて、再発、転移のリスクを軽減するため避妊手術も行います。
パスツレラ菌は正常なうさぎさんの体内にも存在しますが、
免疫の未熟な子ウサギ、季節の急激な変化、環境の急変、免疫を低下させ基礎疾患などが引き金となり発症します。
発症すると鼻汁、くしゃみがみられ、重症化すると肺炎に至ります。
消化管うっ滞はうさぎさんで最も多い消化管疾患です。
いわゆる毛球症ですが、実際は毛の塊のみがうっ滞を引き起こすことは稀です。
ストレスや、肥満、不適切な食事、他の疾患による食欲の低下、異物の蓄積などの複合的な要因が、消化管の運動性を低下もしくは停止させ糞便量の減少、糞便の大きさが縮小します。